ラベル 障がい の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示
ラベル 障がい の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示

2024年10月12日土曜日

「えほん障害者権利条約」のご紹介

 わたしたち抜きに、わたしたちのことを決めないで。

 「障害者権利条約」とは、「障害者の人権や基本的自由を守るために国がするべきことがら」を定めた、国際的な約束です。

 2006年12月13日、第61回国連総会で「障害者権利条約」が採択されてから7年、2014年1月にようやく日本で批准(条約の内容を正式に国として確認し、この条約を守ることに同意すること)されました。

 この障害者権利条約の大切さ、めざす社会を誰にでもわかりやすく描いた「えほん 障害者権利条約」が発行されています。多くの方々に知っていただけることを願い、どろんこ作業所でこの絵本の委託販売を行っています。

 販売は東伏見どろんこ作業所および手づくり山店頭のほか、出店イベントでの販売なども行う予定です(詳しくはお問い合わせ下さい)。

えほん 障害者権利条約

作:ふじい かつのり

絵:里 圭

AB変型判32ページ

定価:本体価格 1,500円

対象年齢 小学校中学年から




お問い合わせは

どろんこ作業所(電話:042-461-8364 メール:doronko@onyx.dti.ne.jp)まで。

どろんこ作業所ホームページへ



2021年3月16日火曜日

バスに乗るのも一苦労

お久し振りの登場のackyです。

 以前、ブログで書きましたが、私は昨年の12月からグループホーム(GH)に入居しました。今までより、通勤や帰宅の少し時間がかかってしまいましたが、バスや電車を乗り継いで出勤しています。

自宅に居た頃も雨天時以外は公共交通機関を使って出勤しています。その頃は小銭入れに300円程度入れて、運転手さんに取って貰っていました。帰宅する準備中、職員から「pasmo・定期は便利だよ。」と聞き、GHに入居後、定期に切り替えました。実際に使ってみると、切符を買わなくて良いし、バスを使うのも運賃機にタッチするだけで支払いが完了するなんて便利なものだと分かりました。私は首にケース入れをぶら下げ、毎回運転手さんにpasmoだけを取って貰い、運賃機にタッチして貰っています。でも、最近はケースごと取られたり、pasmoをめんどくさそうに取る運転手もいます。

毎回、バスに乗降する時は自分で電動車椅子を操作して車いすスペースまで行っていますが、2/10の出勤、普通に自分で乗ろうとしたら、「手動に切り替えて貰えますか?」と言われました。この日の朝は混んでいたせいなのか、そのようなことを言ったのかと思いました。でも、私の場合、周りがソワソワしていたり、忙しい仕草を取られると緊張して言葉が出せなくなってしまうので、結局説明をせず自分で乗りました。問題なく乗車が出来たのに終点に着いてからも同じことを言われ、おまけに最後には、「今度は言うこと聞いて下さいね。」と言われました。

私が言いたいのは、電動車椅子の操作を徹底的に学んでほしいことと一人の乗客として接してほしいです。



2020年11月21日土曜日

週1回のメンテナンス

  私は週4日手づくり山に出勤しています。そのうち、3日はパソコン作業をしていて、残りの1日は、月曜に行われているリラックス体操に参加しています。
リラックス体操の午前中は参加者全員で今話題になっていること等を話し合ったり、そのことについて思っていることを出し合ったりしています。

新型コロナ前は、午後から全員がマットに降り、ストレッチをやったり、ボール投げ等をやっていました。でも今現在は、マットを離し、限定2名で1名の職員が体の揉みほぐしを行なっています。職員の手から温かさが体に伝わり、緊張が強く、ほとんど首から肩にかけて強く凝っている私でも、一瞬に緊張が解れる気がします。(個人の思い)



acky


2020年2月7日金曜日

舞台劇「不戦賛歌」上演のお知らせ【公演中止になりました:4/9 追記】

【2020年4月9日追記】
2月7日の記事でご紹介した舞台劇「不戦賛歌」は、新型コロナウイルス感染症影響により、残念ながら公演中止となりました。

楽しみにしておられた皆様には申し訳ございません。感染症拡大のリスクを避けるために、主催者様はじめ本公演の関係者の方々も大変厳しいご判断をされたかと思います。どうぞご理解ご了承下さい。



全楽章オーケストラ演奏による舞台劇 不戦賛歌


『なんでもない日常こそが 私たちの願い そして幸せ』
身体表現・演奏・合唱のコラボレーションで、すべての戦争に反対し「人々よ兄弟になろう」と平和を希求するメッセージを発信します。


【日時】2020年5月16日(土)  ※新型コロナウイルス感染症対策のため公演中止
        

【お問い合わせ先】社会福祉法人 地球郷みつばちブンブン
  電話:03-3954-0839(月~金 10:00~16:00)
  FAX:03-3954-0840(24時間)
※コロナウイルス感染症対策のため営業日・時間等変更されている場合がございますのでご注意下さい。


【主催】・ゆきわりそうグループ 社会福祉法人 地球郷
     (http://www.yukiwari.org/top.htm
    ・豊島区
【共催】・公益財団法人としま未来文化財団











2020年1月25日土曜日

講演を始めたきっかけ

私は、この作業所に入所して、年に2~3回市内の小学校で講演をしています。
講演を始めたきっかけは、当時作業所で発行していた機関誌を月1で、
仕事帰りにボランティアセンターに届けていました。何度も届けに
行っているうちに、当時センターに勤めていた職員と気楽に
話せるようになりました。ある配達中、私に「今度、小学校で講演してみない?」
と誘いがありました。

昔から子供達は、私が車椅子(電動車椅子)で外を走っていると、遊んでいる途中に
手を止めて、不思議そうな顔で見ています。最初は嫌な思いをしたけど、
よく考えてみると、それは、滅多に車椅子(電動車椅子)を見たことがないことや
私のような脳性麻痺は体が無意識に動いてしまう人がいるからだと思います。

実際、講演中に「なぜ、不思議そうに見るのか」と聞いてみると、
「かわいそうだから。」と答えが返ってきます。これは子供たちのホントの思い
かもしれませんが、でも、障害を持っていても、かわいそうではありませんし、
普通の人間だって言うことを伝えていきたいと思ったからです。


acky

2019年2月16日土曜日

生まれ出ることば ~ 段差 ~

もし君がその段差につまづいた時
君ならどうする
逃げるの?

それも一つの手だけど
そうなると挫折の道を歩んでいくけど それでもいいの?
その段差を乗り越えた先に明日があるんじゃないのかな~

その段差低くしてはいけないよ
低くすればするほど気持ちが流れて行ってしまうよ

もし詰まったら
一度立ち止まってみるといいよね~


どろんこ作業所通所者:ペンネーム  Ⅼenさん

以前「歩けない」という詩をご紹介したLenさん。書きためた作品の中から、またお気に入りの一編を選んでもらいました。


Lenさん自筆サイン

2019年1月11日金曜日

生まれ出ることば ~ 歩けない ~

どろんこ作業所通所者のLenさんは、ご自分の思いを書いた詩を書きためています。今日は、その中から一編をご紹介します。



歩けない


なぜかわいそうと決めつけるの?
行きたいところに行き 話したい人と話し
笑いあったり泣きあったりして生きているんだ。
友達だってたくさんいるんだ

君達と何が違うの?

外見が違うだけであとは!何も変わらないのさ
受け入れようとせず 自然にそうなっていくんだよ

目や表情だけでも同じことさ
歩けなくたってやりたいことは、やってきたんだ
映画だって作ったし 朗読CDだって作った

歩けないからできないじゃなくて
歩けないからこそ何かやるっていうことが大切だと思うよ
だから僕は誇りに思うよ 自分の足を



どろんこ作業所通所者:ペンネーム  Ⅼenさん

Lenさん自筆サイン

2018年11月2日金曜日

私が生まれてから今まで NO.1 

● 仮死状態で生まれ、重い障がいを持って、養護学校で学んで ●


どろんこ作業所、通所者のacky(アッキー)です。
これから、時々私の生い立ちを書きたいと思っています。

私は、へその緒が首にまり、仮死状態で生まれてきました。生きるか死ぬかの状態だったところを、医師の適切(てきせつ)処置によって救ってもらい生きることが出来たのですが、身体に重い障害が残ってしまいました。当時のことを自分では覚えていませんが、助けてくれて感謝しています。

不自由な体になって、皆さんの生活とは、いくらか違うところがありました。

まずは、私が受けてきた教育について書いてみようと思います。私は一般の幼稚園や小・中学校.高等学校は通えず、障害を持った人が通う施設や養護学校(現在の特別支援学校)に通園・通学していました。

養護学校では、障害の程度も内容も色んな生徒がいて、同じクラスの中でも、障害に合わせて勉強の進み具合や学習内容は別々でした。私は、小学校高学年のときに3年生の勉強をやったり、中学校で小学生の勉強をやったりしていました。楽な時もあれば、辛い教科もありました。国語は読めない漢字が多くて嫌でした。

小学校低学年の時は、先生1人に対して生徒(私を含め)3人体制で国語・算数の授業を受けていました。私以外の2人の生徒は自分で字が書けたので、テストの時はそれぞれに自分の思った答えを書いていましたが、手が不自由な私は、先生に答えを口で伝えて筆記してもらっていました。それで間違っていると頭をげんこつでれたのですが、今思えば、先生は私の間違いを叱っていたのではなく、答えが間違っていることをわざわざテストの最中に教えて、考え直すチャンスをくれていたようなものです。手が不自由な分、考える能力は他の人たちと同じようにつけてほしいという、先生の思いもあったのではないでしょうか。

その頃は、宿題も母の家事が落ち着いた後に筆記をしてもらっていたので、深夜までかかった時もありました。



●この続きは時々書いていきますので、のんびりお待ちください。


通所者:acky