2019年3月19日火曜日

私達に嬉しいお届け物が・・・

 24時間テレビチャリティー協会様から、いままで送迎車として使っていたハイエースをご寄贈して頂いてから14年。いろんな思い出を残し、2019年2月16日をもってハイエースは引退しました。

それから約1ヵ月が経った3月13日、同会様を通じた全国の皆様からのご寄付により、ついに新しい送迎車の日産キャラバンがどろんこ作業所に納車されました。





 納車された日は、通所者と職員が数人集まって、業者の方から操作・装着方法を学んだり、実際に試乗しました。私(acky)は残念ながら納車日には試乗出来ませんでしたが、今まで通り雨天時にはお世話になります。

 今回は関東で11台、東京都では2台(2施設)が寄贈されたそうです。そのうちの貴重な1台がどろんこ作業所に届いたことを聞き、大切に使わないといけないなと思いました。

 今までのハイエースより車体が高く、サイドドアに大きな地球が描かれているので、家の前から道路を見ると、迎えにきたのが一目で分かります。3/19現在私はまだ乗っていませんが、今から乗るのが楽しみです。

2月上旬まで使っていたハイエース同様、雨にも風にも負けず活躍してくれることでしょう。これから私たち通所者の送迎や、仕事中の移動などに利用させて頂きます。

 全国の皆さん、どうもありがとうございました。



どろんこ作業所通所者 acky

2019年3月16日土曜日

チューリップの球根を植えました(1)


昨年の11月、園芸班で大きな植木鉢にチューリップの球根を植えています。
芽を出し始めてからの様子を密着取材(?)してみました。



2月7日(木)

朝晩はまだ冷え込むものの、お昼はポカポカ陽気です。
鉢の中をよく見ると、とても小さな芽がいくつか土の上に顔を出し始めました。






2月23日(土) 

最初の写真撮影日から15日たちました。
少し日が陰っている日でも、風は以前より暖かくなったようです。
鉢の中に芽が次々と出てきました。
最初に芽を出したものより後から出てきて、もう4~5cmほどに伸びたものもあります。





































3月1日(金) 

さらに5日たちました。
この日は前日から雨が降って少し気温が下がりましたが、チューリップの芽は元気にぐんぐん伸びています。固く閉じられていた芽が少しずつ開いて、中から新しい葉が伸びてくる様子が分かります。






3月8日(金)

さらに7日がたちました。
少し冷たい風が吹いていますが、とてもいいお天気です。
この前日には、夜のうち短い時間ではありましたが、久々にまとまった雨が降りました。

チューリップの芽は、ずいぶん大きくなりました。
鉢がにぎやかになってきた感じがします。






別の鉢には水仙とチューリップを一緒に植えています。
こちらの方が日当たりがいいのかな?
チューリップだけの鉢に比べて、だいぶ大きく開いた芽があります。



3月15日(金)

3月も半ばになり、いよいよ春めいてきました。
芽は順調にぐんぐん伸び、こんなに大きくなりました。
前の写真と比べて見るとわかるのですが、芽はゆっくりと回転するように伸びていくんですね。面白いです。








担当者・ともこさんより ひとこと


はるがきました

はなの いろ

いろが たのしみです



花さく春まで、ノンビリと密着取材(?)していきたいと思います。おたのしみに。

2019年3月11日月曜日

いざという時、頼りになります 公衆電話

東日本大震災から8年が経ちました


8年前の3月11日、東北地方を震源とする強い地震が関東を襲いました。
どろんこ作業所&どろんこ作業所手づくり山がある西東京市も、震度5強の揺れに見舞われました。地震発生時は昼食後の休憩でノンビリしている時間帯でしたが、それまで経験したことがないような大きな揺れに皆驚きました。

ケガ人は出ませんでしたが、手づくり山のトイレ壁面にヒビが入る被害があり、しばらく使えなくなりました。また、交通機関の大きな乱れや計画停電、ガソリンの不足などで不自由する期間があり、通常営業に戻るまでには長い時間がかかりました。

震災後、作業所と手づくり山にヘルメットや防災頭巾などの防災用品を揃えました。
いつまた来るかわからない災害。あの時のことを忘れず、備えておきたいものです。



地震発生直後、電話回線が混雑して通じにくい状態になったのも困った事の一つです。実は、どろんこ作業所では震災発生の翌日に地域交流イベント参加を予定していたのですが、イベント開催について関係者と電話連絡を取るのが難しくなってしまいました。

なんとか夕方にイベント主催者から作業所に電話を受けることができたものの、作業所固定電話、職員の携帯電話からの発信が出来なくなっていました。そこで職員が公衆電話を使って関係者に連絡事項を伝達したのですが、駅前の公衆電話には長蛇の列ができていました。

公衆電話は、災害時などに一般回線が使用困難になった時も優先的に繋がるようになっています。

昨年12月には、ある通信会社の通信設備のトラブルで大規模通信障害が起き、大きなニュースになりました。今や生活の中にスマホや携帯電話は欠かせないものとなっており、固定電話がないというご家庭も珍しくない時代です。このときに初めて公衆電話を使ったという方も多かったようです。

インターネットや通話に大きな支障が起こると日常生活が一気に不便になります。中でも、大切な用件の連絡や119番などの緊急通報が出来ないと本当に困ってしまいますね。



手づくり山の店頭に公衆電話が設置されました


携帯電話・スマートフォンの普及にしたがって一時期は街から次々に公衆電話が姿を消していきましたが、災害時などの緊急時に役立てるために、NTT東日本・NTT西日本では再び公衆電話の計画的な設置を進めているそうです。

その計画の一環として、泉町のどろんこ作業所 手づくり山店頭にも公衆電話が設置されました。



通所者ackyさんよりひとこと


大規模通信障害や災害等の緊急時に役だてるため、手づくり山の店頭に公衆電話が設置されました。携帯電話が多くなっている中、減少している公衆電話です。東日本大震災の時も携帯が繋がらず、家族と連絡が取れない状況もありました。

でも、公衆電話があっても、障害者当事者には障害によって、色んな不便さがあります。
私個人的にですが、手が自由に利かず、受話器を取ることから出来ません。

私が求めるとしたら、電話機本体の設置場所が低く、受話器を取らずに、大きめのボタン式でスピーカーホンで話せるタイプの公衆電話があったらいいなと思います。



公衆電話 いざという時の実力

あると助かる公衆電話。いざという時に役立つ、こんな力を秘めています。

    ・災害などの緊急時でも、通信規制の対象外として優先的に扱われる

    ・電話回線を通じて電力の供給を受けているため、停電時も使用できる
    ※テレフォンカードは停電時に使用できません

    ・110番(警察)・119番(消防・救急)などへの通報は無料

    ・災害救助法が適用される規模の災害が発生し、かつ広域停電が発生するなど、被災者の方々の通話を確保することが必要とNTT東日本・NTT西日本が判断した場合には、公衆電話からの通話が無料になることがある

また、このような緊急時はもちろんのこと、「今すぐ電話したいのに、スマホ・携帯がバッテリー切れや故障で使えなくなってしまった…。」というような時にも頼りになります。

さて、公衆電話といえば昭和世代の方にはおなじみのテレフォンカード。すっかり見かけなくなったようですが、実は主要なコンビニや駅売店で今もちゃんと販売されているんです(一部取り扱いのない店舗あり)。ただし停電時はテレフォンカードが使用できないので、災害に備えて10円玉も用意しておくと安心かもしれません。



公衆電話設置店
鉢花・観葉植物・手づくり陶器と小物
● 身体障害者生活介護事業 どろんこ作業所手づくり山



【店舗所在地】東京都西東京市泉町2-20-20 サンハイツ泉1F  
【地図】【Google Map】
【電話】042-421-5611
日曜定休 ほか祝祭日・年末年始休業

さらに詳しい店舗情報・最新情報は下記Googleビジネスサイトをご覧ください
【店舗情報サイト】どろんこ作業所手づくり山

公衆電話の設置場所をキーワードで検索できます


NTT東日本「公衆電話インフォメーション」で、駅名や住所などのキーワードを入力して付近の公衆電話設置場所を検索することができます。記事内でご紹介した手づくり山店頭の公衆電話以外にも、万が一のためにお近くの公衆電話の設置場所を知っておくと安心ですね。

NTT東日本 公衆電話インフォメーション
【公衆電話設置場所検索】(PCサイト)
【公衆電話設置場所検索】(スマホサイト)

【災害時用公衆電話(特殊公衆電話)設置場所検索】
※災害時など、特定の場合のみ公衆電話として利用できます

公衆電話の使い方


NTT東日本公衆電話インフォメーション
※手づくり山には「デジタル公衆電話」が設置されています

総務省
【公衆電話の特徴と使用方法】(PDFダウンロード)


関連リンク




2019年3月8日金曜日

陶器の本焼き後、こんな作業をしています

新作陶器の本焼きが終わりました~😃


が、焼きあがっただけではまだ完成ではありません。これから仕上げや値付けの作業をします。

















お皿やカップなどの底面には、釉薬をかけていません。素焼きの状態だと細かいザラつきや凹凸が残っているので、なめらかになるまで一枚ずつ丁寧に手磨きしています。なかなか根気が必要な作業です。














お店で販売するためには、もちろん値段もつけなければいけません。これまでの商品のサイズや値段などを記録した台帳と照らし合わせ、あれこれ迷いながら値段を決めていきます。手づくり陶器の値付けは、なかなかムズカシイ…。


今年の干支、新作のイノシシ絵皿は450円になりました。来年になっても使い続けたいような、優しく可愛らしい絵柄です。一点ずつ手描きです。お好みのデザインは早いもの勝ちですよ~!




こちらはカラフルな陶器のマグネットのパーツ。
眺めているだけで楽しくなってきませんか?


接着剤で強力磁石を一つ一つ手作業で貼り付けます。
はみ出さないように陶器パーツの真ん中に真っすぐ貼り付けるのがポイント。



接着剤が固まったら、値札を貼ります。



定番のデザインはもちろん、新デザインのものも色々作っています。
一部素焼きの素材感を活かして絵付けをしたマグネットは、素朴な愛らしさ。



販売するときは、見せ方も大事。金属のディスプレイボードに、色合いなども考えながら値段・種類別に並べて貼り付けます。



今回ご紹介した作業の他にも、お店で商品として販売するまでには検品(商品にキズなどがないかチェックすること)・台帳記録などなど、たくさんの仕事があります。

地道ですが、お客様のもとにきちんとお届けするためにはどれもおろそかにできない作業です。今日も陶芸班はコツコツ頑張っています!😊